近年、1時間に50ミリを超える「局地的豪雨(ゲリラ豪雨)」が全国的に増加しています。短時間の集中豪雨により道路冠水や住宅の浸水が発生する事例が後を絶ちません。川崎でも、下水道の排水能力を超える大雨や、排水先の河川等の水位上昇に伴う浸水リスクが増大しています。
これまでにない規模の降雨に耐えられる都市インフラをどう守るのか。その要となるのが、下水道や雨水貯留施設などの「見えないインフラ」です。

(気象庁のアメダスデータをもとに作成)
老朽化した下水道と水害リスク
実は、川崎市の下水道は長年の運用により老朽化が進んでいます。下水道管の耐用年数はおおむね50年とされていますが、令和6年度末時点で、全体約3,167kmのうち11%がすでに50年を超過(川崎市上下水道ビジョン)。
今後、経過年数の増加に伴い、老朽管の割合は急速に増える見込みです。老朽化が進むと、
- 道路の陥没
- 排水機能の低下や停止
- 悪臭・汚泥流出などの環境被害
といったリスクが高まり、特に大雨時には排水が追いつかず、内水氾濫が発生する危険性が増します。
コストのバランスを踏まえながら、老朽化した下水道の更新を進めるとともに、ハード面の対策を根本強化し、下水道機能の確保を持続していく必要があります。
地域の現実と市民の声
川崎市では、浸水リスクの高い地域を対象に「重点化地区」を設定しています。とくに川崎区の京町・渡田・大島地区、観音川流域は、市内全域を対象に実施した浸水シミュレーションの結果から、重点整備が必要な地域に指定されています。
- 浸水マップに自宅が含まれていて、雨が降るたびに不安になる
- 住んでいる所で、4月の京都市内漏水事故みたいにならないか少し心配
こうした声は、決して他人事ではありません。老朽化した下水道と排水能力の不足が、市民生活の安全に直結する課題となっているのです。
街全体で水害を防ぐ

私、和合大樹は老朽化した下水道の更新を進めるとともに、ハード面の対策を根本から強化し、街全体で水害を防ぎます。
老朽化対策、浸水対策、地震対策、地球温暖化対策これらを一体的に進め、計画的な整備と適正な維持管理を両立させていきます。治安・災害対策で安心・安全な街・川崎を実現します。