世界では若い世代が政治をどんどん動かしています。
30代、40代の指導者が海外で次々と輩出されていくなかで、日本はいまだに国会議員の平均年齢が54歳という現状があり、閣僚においては平均年齢が61歳です。
悪い意味で保守的で、変化を嫌う日本政治の世界にも、若い世代、現役世代の政治家が将来のことを本気で考え、若いリーダーが台頭し、抜本的な改革を進めていく必要があると感じます。
そこで今回からは「世界にはどんな若い政治家がいるのか見ていこう」という事で、世界中の若い政治家を取り上げていこうと思います。
勿論、50代以上の政治家が悪いとかそういう事ではありません。特定の世代だけで政治を動かすのではなく、様々な世代の政治家が協力することによって、日本はもっと革新的に良くなっていくのではないかと思います。
ベーシックインカムを全米初導入した29歳の市長
今回取り上げるのは、現在29歳のカリフォルニア州ストックトン市長のマイケル・タブスです。
彼が市長を務めるストックトン市は昨年から、米国で初の市レベルでのベーシック・インカムの導入実験を実施しています。
米国のロサンゼルスやアトランタを含む11の都市の市長らが6月29日、ユニバーサル・ベーシック・インカム(UBI)のテスト導入を行うと宣言した。新型コロナウイルスのパンデミックを受け、行政の間では人々に最低限の収入を保証する政策の検討が進んでいる。
米11都市でベーシックインカム導入実験、29歳市長が発起人
2017年、タブスはストックトン市において、月500ドルの現金給付を125人に対して実施すると宣言しており、現金給付は2019年2月から始まりました。
当初は18カ月間の予定でしたが、新型コロナウイルスの影響を受けて、既に2021年1月までの延長が決定済みになっています。
このBI導入実験は有効性が確認されており、受給者の大半は資金を食料品の購入や公共料金支払いに充てているそうです。
また、この月額500ドルの現金は、コロナウイルスの失業給付金を待つ人々の命綱となっています。
そして、TwitterのCEOであるジャック・ドーシーは、この取り組みに対して300万ドルの寄付を表明するなど、若い一人の政治家が始めた政策は、周囲の人間だけでなく、大きな影響力のある人をも動かしているのです。
若さゆえの柔軟さが政治には必要
こういった大胆な政策を打ち出していけるのは、やはり将来のことを見据えて何がベターなのかを考えられる、柔軟な思考を持った若い政治家なのではないでしょうか。
積極的に新しい物を取り入れ、現状をより良く変化させようと努力する。
このBIのような、大きく賛否両論を生む政策に関しても、若い熱量と行動力で実行していく事が出来ます。
そして政治に正解はありません。
市民も、何がベターなのかを選択し、選挙でその是非を問えばよいのです。
大切なのは、より良い将来の為に、失敗を恐れずに行動できるかできないかだと思います。
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PROFILE

- ブロガー大学生/バーテンダー
- 1999年生まれ、川崎市出身の大学生。明治大学文学部在学。趣味は歴史研究、読書、旅行。若者の政治参加推進を掲げて幅広く活動しながら、参議院議員の音喜多駿に憧れて政治について勉強中。2019年10月7日よりブログ毎日更新中。2020年10月より赤羽でBARをスタート。