皆さんは、腐敗認識指数というものをご存じでしょうか。
これは、政府・政治家・公務員などの公的分野での腐敗度を、10~11機関が調査した12~13種類の調査報告に基づいて100点満点でスコア化し評価している物です。
ここで言う腐敗とは「与えられた権限を濫用して私的利益を得ること」と定義づけています。
スコアが高いほど汚職が少ないという事になります。
(参考:腐敗認識指数 国別ランキング・推移 – Global Note)
日本は何位?
このランキングを見てみると、日本は73点で20位にランクインしています。
因みに1位から4位は、デンマークとニュージーランドが同率1位(87点)、フィンランドが2位(86点)、シンガポールとスウェーデン、スイスが同率4位(85点)となっています。
主要国だと、ドイツが9位、カナダとイギリスが同率12位、アメリカとフランスが同率23位、韓国が39位、中国が80位となっています。
やはり北欧諸国や民主主義国家のモデルとして名高いスイスが評価は高いようです。
日本の腐敗事情
それでは果たして、この日本の数字は良いと言えるのでしょうか。
個人的な感想で言うと「意外と腐敗してないのではないか」と感じました。
もちろん、もっとクリーンな政治を目指すべきですが、世界的に見ると180か国中20位、先進国の中だとほぼ真ん中は悪くはないのではないかと思います。(想像してた順位はもっと低かったので、そのバイアスがあるかもしれないですが・・・)
日本が順位を落としている原因として、やはり政治とカネを巡る問題があるのではないかと思います。
そもそも、日本では民間人が公務員に対して賄賂を渡すことは想像しにくいので、公的分野の腐敗と言うよりも「政治」の腐敗によって北欧諸国などよりも信用出来ないと思われているのではないでしょうか。
因みに、昨年話題となったのは参院議員の河井案里、河井克行夫妻の運動員買収問題や、衆院議員の秋元司によるIR汚職です。
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この手の話題は本当に尽きる事が無いのが日本の政治です。
また、日本では違法ではない為、当たり前のように横行している「天下り」ですが、国際的にはこれも間違いなく汚職と見なされます。
特に役所からの発注先や補助金交付先への天下りは慣行化していると言っても過言ではありません。
そういった「汚職と認識されない汚職」があるのが今の日本政治なのです。
大阪では橋下府政に始まる改革によって、そういった「汚職」は排除されてきましたが、日本全体ではまだまだ残っています。
そういった慣行化してしまった汚職を潰していかない限り、日本の政治の腐敗は止まらないのではないかと思います。
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