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政治家の個人ポスターが街から消失!選挙にまつわる「半年前ルール」をご存知ですか?

街で見かける政治家の個人ポスター。

ポスター
神奈川10区で活動する新人、金村りゅうな氏のポスター(右:旧、左:新)

こうした政治家のポスターが、近ごろ変化した事に皆さんはお気づきでしょうか?

実は4月21日を境に、衆院選候補予定者のポスターが一斉に「ツーショット」のデザインに入れ替わったのです。

政治関係者にとっては当たり前の事ですが、一般の方からすれば意味がわからないはず。

と言う事で、なぜ急にポスターが個人単独からツーショットに変わったのか、解説していきます。

2連ポスター
神奈川10区、金村吉村&金村松沢の二種類の2連ポスター

半年前ルール

街で目にする顔写真入りのポスターは、選挙運動や政治活動などのルールを定めた公職選挙法で掲示が認められています。

ただし、候補予定者が1人で写った「個人ポスター」を張れるのは、任期が満了する「半年前」までと決まっているのです。

その後の単独ポスターの掲示は、選挙の公示日まで禁止されております。

現在の衆院議員の任期が切れるのは10月21日。

半年前に当たる4月21日を前に、全国で候補予定者のポスターが一新されたのは、これが理由なのです。

そして、その代わりに登場したのが、党首や有力政治家らの写真と並んだ通称「2連ポスター」。(政党の部分も含めて3連ポスターと呼ぶ事も)

肩書きを見ると、「候補者」ではなく、現職なら「衆議院議員」、新人なら「○党○選挙区支部長」などと書かれています。

2連ポスターは選挙用ではなく、あくまで「政党の政治活動用」という建前という訳です。

ちなみに、資金力等が乏しい候補者になると、貼り替え作業やポスターの製作費を削減する為、最初から単独ポスターを貼らずに、公示日まで2連ポスターを貼っている所もあります。

幻の演説会

ポスターをよく見ると、小さな文字で日時や場所を示した「演説会のお知らせ」が記載されている事があります。

この演説会が開かれたという話はあまり聞いた事がないですが、こうした記載を入れるのは、あくまで政党の政治活動である、という体裁を保つ為だと言われています。

日付も、令和3年12月という衆院選が終わった後である場合が多く、その時にはもうこのポスターは撤去されているので、演説会の事など誰も気に留めません。

そもそも、本当に演説会を開かなければいけないという事であれば、党首や人気政治家は全国を飛び回らなければならず、殆どそんな事は不可能である事が現状です。

2連の相手を見ると、色々推測できる

2連ポスターで話題となるのが、ツーショットの相手選びです。

自民党であれば、自分の派閥のトップや、河野大臣、小泉大臣などの有名政治家が相手として人気なようです。

関連:「まるで踏み絵」 自民衆院議員は「2連ポスター」で誰と並ぶ?

また、地元で知名度のある政治家や、候補者と縁のある政治家がツーショット相手になる事もあります。

2連の相手を見る事で、候補者が誰と仲が良いのか、関係性があるのかと、考えを巡らせる事も出来るのです。

また、面白いのは地元の市議や県議との2連ポスターを制作している場合です。

この場合、衆議院の候補予定者に、選挙区内にポスターを貼るだけの影響力が無い為、市議や県議との2連を作る事で、地元の政治家達にポスターを貼ってもらおうという考えがあります。

こうした事を考えて、ポスターを見てると面白いのかもしれません。

関連:ポスター貼りをしたら馬鹿になる!?従来の選挙のあり方では、良い政治家が誕生しない理由




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TAIKI
1999年、川崎市出身の大学生。明治大学文学部在学。趣味は歴史研究、読書、旅行。若者の政治参加推進を掲げて幅広く活動しながら、参議院議員の音喜多駿に憧れ、政治について勉強中。雑記ブログを2019年10月7日より毎日更新中。2020年10月、赤羽でBARをスタート。地元PRメディア「なかはらPR」を一人で運営。