雑談 -small talk-

炎上が発生する根本的原因-日本人はなぜ個性よりも集団を重視するのか

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こんにちは。

このブログを読んでいる人の多くはご存じかもしれませんが、僕は過去にTwitterで少し炎上した経験があります。

その炎上について掘り返すつもりはないのですが、その出来事以降、僕は「なんで炎上がおこるのか」「なんでTwitterにいる人たちは、顔も名前も知らない見ず知らずの他人(しかも公人でもない人)に急に絡んで文句を言うのか」など色々疑問を持ち、少し心理学的な事を勉強しました。

そしてその答えは、日本人の集団を重視する性格に根本があるということがわかったのです。

日本では「みんなに合わせられないこと」「みんなと違う言動をすること」が愚かだと思われがちです。

しかし、これはグローバルスタンダードからすれば異端であり、逆に日本人のような人達のほうが何を考えているかわからず、不気味だと思われることの方が多いと思います。

では、なぜ日本はこのような社会や組織の維持の為なら自分の考えを呑むことがよしとされる文化になったのでしょうか。

『人は、なぜ他人を許せないのか』の中で「正義中毒」について言及している脳科学者の中野信子さんは、自然災害という地理的要因に答えを見出しています。

現在、日本が地球上のこの位置にある限り、定期的な自然災害は避けられません。

また、起きてしまうことは誰かのせいにはできず、災害時や復興時には助け合いながらみんなで力を合わせる必要があります。

こうした状況下では、個人の意思よりも集団の目的を優先する人材が重要視されるのはごく自然だということです。

逆に集団の協力行動を拒んだり、集団の了解事項を裏切ったりする人は、みんなからの非難の対象になります。

なので、我々はこのような理由によって集団主義的要素が強くならざるを得ない状況に置かれているのです。

また、社会心理学者の山岸俊男氏によると、日本人は「一般的信頼」(知らない人にどれだけ親切にできるか)という値が低いらしいです。(以下のPDFにわかりやすくまとまっているので暇な方はご覧ください。)

つまり、日本人は基本的によそ者は信頼しない民族であり、何か問題が起きればよそ者のせいにする傾向が強いのです。

悪い出来事があったり世の中が混乱すると、朝鮮人のせいなどにするデマが昔から流れたりする事からも、そのことは理解できます。

しかしこれは、我々が集団内での争いを最小化する工夫であり、その反面、異質なものを冷遇し、集団内に置いておけなくなった人間を排除する現象、あるいは、他の集団に対する攻撃性が出てしまいやすくなるという事なのです。

このような日本人の社会性は一概に良いも悪いも評価し難いですが、日本人が異端なものを攻撃しやすい国民性であることは確かなようですね。

日々、SNSやネットニュースのコメント欄などで起きてしまう不毛な「炎上」や「叩き」の根本的な原因はこういった日本人の社会性にあるのです。

そのうえで、自分が絶対的に正しいと信じ込み、正義を執行していることに快感を覚える「正義中毒」の症状にかかってしまっているのが多くの現代の日本人なのです。

以下に中野信子先生の本を載せておきます。

興味のある方は是非。





炎上が発生する根本的原因-日本人はなぜ個性よりも集団を重視するのか” への2件のフィードバック

  1. 日本人に限らないし最近の出来事でもないと思いますが。

    トランプ大統領のSNSはいつも大炎上じゃないですか。あの人ほんと頭いいよね。人間のそういう特性を利用して注目を集めて自分のフィールドに誘い込んでしまう。それで社会を操ってしまう。

    昔から正義中毒の人は多くてオレが小学校の時のことですが「8時だよ!全員集合!」は教育上よろしくないとのことで子供は観てはいけない番組指定された。何の団体がそういう判定をしていたのかはわかりませんでしたしどうでもいい話だなと思ったし親も興味を持っていなかったので普通に見てましたけど。

    とくに志村けんの芸風が極めて問題であるとものすごく叩かれた。それであまり過激なギャグは自粛するようになったけどね。つまんねえ奴らだなあと思いました。

    あとよく高齢者とか病人とかをバカにするネタをやってたけど非常に不愉快だったな。実際にそうなった姿を病室から配信してコントにしてもらいたかったなと思いました。

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