現在コロナウイルスが世界中で猛威を振るっており、「日本でもロックダウンがあるのではないか」といった声も聞こえてきます。
そんな中で、僕の周りやそれ以外でもSNSを見てみると楽しそうに旅行や飲み会をしたり、人の多いところに外出して遊んでいる人を多く見かけます。
皆さんの周りにもそういった人がいるのではないでしょうか。
「自分は若いから大丈夫。」
「なんだかんだで自分はかからないでしょ。」
遊んでいる人たちの大半がこういった考えの人たちだと思います。
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山本七平はそんな日本人に対して
「日本人は水と安全はタダだと思っている」
という言葉を残しています。
この山本の言葉は、日本人の危機管理意識の低さを表すのにぴったりな言葉です。
全て他人事で、国がなんとかしてくれるだろ的な考えを持っている人が多い日本ですが、今こそ「規格主義」から「確率主義」の世の中に変えるべきではないでしょうか。
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日本やロシアは「規格主義」を採用しています。
「”偉い”官僚、”優秀な”官僚によって決定された規格基準に従って全て行えば、事故も事件も生じないだろう」という考え方です。
なので、万が一の場合なんて無い、失敗など許されない、という前提が心の奥底にあります。
この考え方のおかげで、基本的に平時はいつでもどこでも高クオリティのサービス、設備が整っており、比較的暮らしやすい国です。
しかし、万が一が起こってしまった時、日本という国は大変な混乱と機能不全に陥りやすいのです。
対して「確率主義」は、「ここまで安全に備えれば事故の可能性は1億分の1になるだろう」という考え方です。
どんなに安全だとしても「絶対」はあり得ず、事故対応訓練など危機管理に対する意識は常に持っています。
日本人も、この新型コロナウイルスの騒動を機に従来の「規格主義」から脱して、このような「確率主義」の世の中に変わるべきだと思います。
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PROFILE

- ブロガー大学生/バーテンダー
- 1999年生まれ、川崎市出身の大学生。明治大学文学部在学。趣味は歴史研究、読書、旅行。若者の政治参加推進を掲げて幅広く活動しながら、参議院議員の音喜多駿に憧れて政治について勉強中。2019年10月7日よりブログ毎日更新中。2020年10月より赤羽でBARをスタート。