政治 -politics-

【政治】橋下徹とフォルタインの政治手法




今回は元大阪府知事であり元市長の橋下徹氏とオランダの政治家フォルタイン氏についてです。(いつもと違って真面目なブログw)

どちらもポピュリズム的な手法で支持を広げ、「異端者」として熱狂的な支持を集めた人物です。

この二人には共通点も多くて面白いのでその類似性について書いてきます。

橋下徹氏率いる「維新」の政治手法として特徴づけられるのが、「善悪二元論的構図」を作り出すポピュリズムです。自らを普通の市民の味方である改革勢力と位置付けたうえで、特権的なエリート(既得権益)勢力との対立という軸を作り上げ、テレビなどのメディアで広く発信することで、政治に疎い人たちの支持も上手く得ています。

公務員の特権に切り込んで、市民からの支持調達をはかる手法も、西欧ポピュリズム政党の既得権益批判と共通している点です。

また、橋下氏が「政界の異端児」として政界に参入し、新党を立ち上げて無党派層の支持を引き寄せた様子はフォルタイン氏にそっくりですし、自民と民主の両政党へ失望した市民に第三極という選択肢を提示した橋下氏に対して、左右の巨大政党が連立を組んでしまい、選択肢をなくしたオランダで「既成政党」を批判したのがフォルタイン氏です。

両者ともメディアで「タブー」を破る発言を続けて賛否両論を起こしながらも、既成政党ではできない改革を訴えて政治に乱入し、メディアの注目を一身に集めました。

橋下氏が日本の国会に対して「永田町の国会議員はー!」「補助金なんてぼったくりバーじゃー!」といえば、フォルタイン氏は二大政党の連立を「野合じゃー!」「ハーグの寡占階級はー!」といいます。

そして、フォルタイン氏は少数エリートによる政治を「民主主義の侮辱」や「才能の無駄遣い」とも述べており、住民投票や国民投票による民主主義を第一に掲げているところも橋下氏に共通しています。

そんな政界の異端児2人が標榜していたのは「強いリーダーによる政治」です。そのため両者ともに「首相公選制」の導入を訴えていました。

『ポピュリズムとはなにか』の著者である水島治郎氏によると、フォルタインの政治手法は「啓蒙的排外主義」とも呼べるようなものだといいます。

フォルタイン氏のイスラム批判は、ヨーロッパで流行っている右派ポピュリズムによる極端な「移民批判、イスラム批判」ではなく、人権・自由・男女平等といった近代的価値観に立脚するがゆえにイスラムを批判しているものだということです。

このため、「極端で排外的な政党は嫌だけど、現実的なこの主張には賛同できる」という市民からの支持を集めています。

橋下氏、ひいては橋下氏以降の維新もこれに似た手法ではないでしょうか。

排外主義ではないものの、「現実的で論理的な、説明されれば納得しやすい物を提示している」という面で共通しています。

しかし、ここまで共通する面を見てきましたが、橋下氏とフォルタイン氏の最後は違います。

フォルタイン氏は2002年5月6日に銃撃されて暗殺されているのに対し、橋下氏は2015年の住民投票で敗れた後は「自称無責任コメンテーター」として活動しています。笑

今までフォルタイン氏と、意図してか意図せずか同じ政治手法をとってきた橋下氏が政界に復帰した際に、どのような面白い政治を見せてくれるのかフォルタイン氏にできなかったことをどのようにやり遂げてくれるのか、期待が膨らむばかりです。

今回は以上です!

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